これから片付けを始めるにあたり、自己流ではなく、何かお手本になる片付け方はないか、探していました。
なんせこれまで何度か失敗してきた実績がありますので、自分のやり方は信用ならないのです。(笑)
そういえば以前読んだ、稲垣えみ子さんの本で、「こんまり」こと、近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」という本が、オススメされていたのを思いだしました。
こんまりさんのことは、以前テレビなどによく出ておられたので、もちろん知っています。こんまりさんの片付け方「こんまりメソッド」も、一時流行っていましたよね。私も何となくは知っていたつもりです。
実はこんまりさん、アメリカの「TIME誌」で、「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれたことがあるなど、かわいらしい見た目からは想像できないすごい方です。本も世界中で超売れています。世界中の人が、「こんまりメソッド」で片付けを実践しているのです。そんなことになっていたとは、驚きました。
さっそく本を購入して読んでみると、冒頭から、この本の方法「こんまりメソッド」で片付けをすれば、「二度ともとの散らかった状態に戻らない」とあるじゃないですか!!
「こんまりメソッド」って、そんなにすごいものだったんだと、軽くショックを受けました。全然、そんな認識はなかったのです。数ある片付け方のひとつくらいに思っていました。
実際に本を読み終えてみて、
「本当にもう戻らないなら、やってみてもいいんじゃない?いや、やるべきだよね!!」
と思いました。
なので私も、この「人生がときめく片づけの魔法」という本をテキストに、片付けを始めてみることにしたのです。
片付けをする前に「理想の暮らし」をイメージする
「こんまりメソッド」では、片付けを始める前に、まず最初にやらなければいけないことがあります。
それは、「理想の暮らし」をイメージすること。
「理想の暮らし」がイメージできていないと、片付けを終わらせたとしても、またリバウンドしてしまうのだそうです。
しかも「理想の暮らし」のイメージは、自分がその暮らしをしている姿をはっきり頭のなかで映像として思い描くことができるくらい、具体的なものでなければいけないのです。
「モノを減らしてスッキリさせたい」とか、こういうのでは、まだまだイメージとしては、弱いのだとか。
たしかに、あいまいなイメージでは、モノを捨てるかどうか判断するのに、迷いが出てきそうですよね。
また片付けのモチベーションを上げるのにも、効果があるそうです。
「理想の暮らし」のイメージ、すごく大事ですね。
「理想の暮らし」を見つける方法
では、どうやって具体的な「理想の暮らし」をイメージしたらよいのでしょうか。
こんまりさんの本「人生がときめく片づけの魔法」によると
インテリア雑誌などで、自分のピンとくる写真を探してみる。
モデルルームを見に行く。
こんな方法が、提案されていました。そして
『いろいろなおうちを見ているうちに、自分の好みやテイストがわかってくる』
のだそうです。
今だったら、InstagramやPinterest、YouTubeなど、ネット上でも、色々なおうちの画像を、たくさんみることができますよね。
わざわざ出かけなくても、スマホさえあれば、理想の暮らしのイメージは、見つけられそうです。
そして自分の理想の暮らしがイメージできたら「なぜそう感じるのか」、自分に問いかけてみる必要があります。最低でも3回。できれば5回だそうです。
これはイメージした「理想の暮らし」が、本当に自分が望んでいるいるものなのか、しっかり見極めなければならないからなのだと思います。
これって結構、大変そうですよね。でも片付けを成功させるためには、大事なことかなと感じました。
「理想の暮らし」がわからない
わたしも「理想の暮らし」について、あれこれ考えてみました。
ところが考えているうちに、過去の自分がやってきた失敗を、思い出してしまったのです。
私が20代の若かりし頃、「カントリースタイル」と呼ばれる。インテリアスタイルが流行っていました。古き良き時代の、アメリカの田舎のおうちをイメージさせるような、可愛い雑貨や、家具がインテリア雑誌に掲載されていました。街の雑貨屋さんでも、カントリースタイルの商品を扱っているところが多かった記憶があります。
当時の私も、カントリースタイルに憧れて、雑貨を集めたり、それっぽい部屋にしようと、あれこれ工夫してみたりしていました。でも当時は社宅に住んでいましたので、「カントリースタイル」を実現するのは、結構無理があったのです…。基本、畳の部屋ばかりでしたし。(笑)
↓ちょうど、こんな感じに憧れていたのです。今考えると、どうかしてました。(汗)
そのうち「カントリースタイル」の流行も終わり、私の熱も冷めてしまいました。でも、今度は違うインテリアスタイルに憧れて、また雑貨を集めたり、どうやったら憧れのスタイルに近づけるかを考えたりの繰り返し。
こうやって、今までの自分がやってきたことを思い返してみると、憧れのインテリアに近づけるために、足りないものを取り入れることばかりしていました。
ただ憧れているだけなので、すぐ熱も冷めてしまいます。そして必要なくなったものが残されるという、なんとも残念な結末をむかえるのでした。
そもそも自分が本当にそれを望んでいたのか、考えたこともありませんでした。ただ、欲しかっただけ。これでは「理想の暮らし」には、ほど遠いですよね。
「理想の暮らし」を、外から見つけてこれたら良いのですが、どうも私には「ただの憧れの暮らし」と「自分が本当に理想としている暮らし」との区別が難しいように感じます。憧れで「理想の暮らし」を決めてしまったら、片付けは失敗に終わりそうですよね。
結局外からのイメージでは見つけられそうにないので、何か別の方法はないか、考えてみることにしました。
「理想の暮らし」を別のアプローチから見つける
あれこれ考えてみて、自分が本当に望んでいる「理想の暮らし」は「好き」からはわからなくても、「こんな暮らしは嫌だ」っていうのはわかるんじゃないかと思いました。だから私にとって「嫌な暮らし」とは何なのか、考えてみることにしたのです。
出てきた答えは、「物を無駄にする暮らし」でした。物を無駄にしないということは、言いかえてみれれば、「必要な物だけで暮らす」ということになります。
「こんなインテリアにしたい」のようなビジュアルの理想ではなく。「こういう暮らし方をしたい」という考え方、ポリーシーを理想とすることにしたのです。
だったら今使っていない物は必要ないと判断していけばよいことになります。
私にとっての「理想の暮らし」は「必要な物だけ持つ暮らし」となりました。
インテリアの好みって、変わっていく物だと思います。でも基本的な考え方「必要なものだけで暮らす」だけは、変わることがありません。
本来なら自分が好きな、具体的なイメージを持つのが良いのでしょうが、それが難しいのなら、「嫌なこと」からアプローチしてみる方法でも、いいんじゃないかなと思います。
このやり方で見つけた答えでも、私にとっては納得いく答えになったと感じています。
まとめ
「理想の暮らし」を見つけるために、あれこれ考えてみましたが、簡単に見つかるものではなかったです。
私は「好き」からみつけるのが難しいかったので、「嫌なこと」から考えてみました。
これは、本来のやり方とは違うかもしれません。
でも方法はなんであれ、みつけた「理想の暮らし」が、自分を幸せにしてくれるものであることが大事なんですよね、
いろいろ迷走しましたが、なんとか私にとっての「理想の暮らし」を見つけることができました。
これでようやく、片付けに取り掛かることができそうです。
この記事が「理想の暮らし」を見つけるために、何かしらのヒントになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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